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Marketing Cloud(マーケティングクラウド)とは
Marketing Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するマーケティングオートメーション(以下MA)ツールです。
MAは、以前の記事でもご紹介した通り「マーケティング施策を実行するための作業を自動化する」概念です。そして、このMAの概念を形にしたデジタルツールがMAツールです。
MAについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
Marketing Cloudでできること
Marketing Cloudは、顧客情報の一元管理や顧客とのさまざまなコミュニケーションツールを使って繋がりを作ることができるツールです。具体的には下記のようなことが可能です。
メッセージング
顧客とのコミュニケーションを図るために、メール、スマホのアプリやSMSなどチャネルを跨いでメッセージを送ることができ、またそのコミュニケーションの全体像をデザインすることができます。これらができるのはEmail Studio、Mobile Studio、Journey Builderという製品です。
ソーシャルメディア管理
TwitterなどSNS上での顧客の書き込みの情報の集約や分析、こちら側からの公開などを行うことができます。これができるのはSocial Studioという製品です。
広告とデータ管理
商品やサービスに合ったターゲットを絞り込み、ターゲットに対してタイムリーな広告コンテンツの配信や広告の管理などを行うことができます。これらの機能を持つのはAdvertising Studio、Salesforce DMP、Salesforce Data Studioという製品です。
Pardotとの違い
同じ株式会社セールスフォース・ジャパンのMAツールである、PardotとMarketing Cloudの違いについて少し触れたいと思います。
Marketing Cloudは、リテールやアパレルなどの比較的安価な消費財などを扱う「BtoCビジネス」に特に効果があります。集客を行い、比較的短いタームで購入されるようなものに効果的です。
それと比較しPardotは、営業マンが提案を行い購入に至るような商談が発生する「BtoBビジネス」に特に向いているという違いがあります。
まとめ
今回はMarketing Cloudについてご紹介しました。できることが多いMAツールですが、「Pardotとの違い」で紹介した通り、ビジネスのあり方によって最適なツールがあるので、ご自身のビジネスに合ったツール選定をすることをお勧めします。
ご不明点があればいつでもSCデジタルメディアにお問い合わせください。
この記事の執筆者
“コンサルティング本部
CXコンサルティング マネージャー”
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