トレジャーデータ
トレジャーデータは、マーケティング活動をデータドリブンに強化したい企業向けのツールです。オフライン、オンラインのデータを問わず統合し、重複したデータの削減や適切な顧客体験の実現が可能となります。データ活用により施策のPDCAサイクル高速化も実現します。
テクノロジー本部 DXソリューションズ マネージャー
長谷部 新
私のバックグラウンドはエンジニアで、専門知識を活かし、トレジャーデータの導入や構築において具体的な実装や設定を担当しています。
マーケティング施策では、社内のマーケターと手を組み、計画から実施までを共に進めています。この協力体制の下で、技術とマーケティングの双方の観点を活かし、最適な施策を実現しています。
よくあるご相談
当社へのお問い合わせの際、多くのお客様が以下のようなご相談を持ちかけてくださっています。
- ECサイトの顧客データや購買データなどの蓄積したデータを活用するための方法がわからない
- データを活用できる仕組みになっているか不安なので、使っていくためのアドバイスがほしい
- 実店舗やWebページ、アプリなどにデータが分散しているため、一元管理してマーケティングに活かしたい
- データを管理する必要性は感じているが、実際に動き出せていない
「使っていないデータが多い」ことは、よくわかります。
スマホアプリやECサイト・実店舗、コールセンターなど、顧客とのタッチポイントは年々増加しています。増えていくデータを整理してこなかったため、データを使うのが難しく感じるのはよくわかります。
そういった状況でも、データを使いたいと思う方が一人でもいれば、私たちは全力でお手伝いします。
あるクライアント企業では、当初はデータの大切さを皆様にご理解いただけていませんでした。しかし、一週間の仕事が数分で終わるようになるなど、データを使うことのメリットを丁寧にお伝えした結果、データ活用の大切さを皆様によく理解いただけました。
データ活用を行わないと
- 顧客層の定義がいつまでもできず、満足感の高い顧客体験にならない。
- 店舗の拡大やECサイトの売上向上などビジネスを拡大すると、データだけが増え続けて活用できない。
- いざデータを活用できるようにしたいと思ったときに、膨大な量のデータの移行作業にコストがかかる。
- 商品動向や季節性などの外的要因に対して、経験と勘だけでしかアプローチできない。
トレジャーデータを利用する前には、既存のデータの加工が必要になります。これは、紙やデジタルを問わず、散在しているデータをトレジャーデータが読み取れる形にするためです。
加工と聞くと簡単なイメージがあるかもしれませんが、実際には全体のリソースの7割を使います。例えば、重複したデータがあれば削除・統合したり、データの分類・並べ替えを行うなど多数の作業があり、想像よりも手間がかかります。
データ活用を考えている場合、データ量が多くなる前にトレジャーデータのご利用をおすすめします。
事例紹介
とあるお客様では
実店舗とECサイトを併せ持つ、あるクライアント企業のデータ管理は、一筋縄ではいきませんでした。多数の店舗やECサイトに散在するデータ、そしてスマホアプリやメールアドレス、ダイレクトメール、会員証、スタンプカードといった多様な形式のデータが存在していました。特に、会員証の再発行が繰り返され、一人の顧客が複数の会員証やスタンプカードを持つという課題もありました。
これらのデータを効果的に活用し、より精度の高い営業活動を行いたいという強い願望がありました。トレジャーデータの導入により、私たちは全データの整理に取り組み、実に3~4割のデータに重複があることを発見しました。総データは約1500万件にも及びました。その重複の多さには驚かされました。
しかし、これらのデータを整理し、有効に活用することで、従来は経験や勘に頼っていた店舗の仕入れも、過去の売上や顧客データをもとに、精緻な計画を立てることが可能となりました。
私たちの提案はどう違うか
当社のトレジャーデータ導入・活用支援なら
- 蓄積したデータの活用を考えているクライアント企業に対して、横断したデータの一元管理を実現させ、顧客へのアプローチがより適切に行えるようになります。
- 特定の部署や人しかアクセスできなかった情報に適切な権限設定を行い、関連するスタッフが利用できる環境を整え、セキュリティを保ちながら、誰でもデータを活用できるようになります。
- 運営に必要な売れ筋情報などを気軽に閲覧できる環境を作り出します。一方で、機密情報へのアクセスは役割に応じて制限をかけます。
当社のトレジャーデータ支援の特徴
様々なケイパビリティを持った専門家が施策の設計から支援します。残念ながら、多くの支援会社は導入後の活用まで十分にフォローできません。
SCデジタルでは、コンサルタントからエンジニア、マーケターまで多様な専門家が在籍し、トレジャーデータのようなCDPの導入だけでなく、活用方法や施策の実施方法もご提案いたします。
また、当社はトレジャーデータとSalesforceやBrazeなどのMAツールの連携方法までご支援することが可能となっております。是非、こちらもご相談ください。
すでにトレジャーデータを利用されている方、またはこれからデータ管理・活用を検討している方、どちらの場合でも、高い専門性を持った担当者が対応いたします。具体的な方法やアプローチがまだ定まっていない状態でも、専門家が適切にヒアリングし、最適な顧客体験のための施策を提案します。
支援内容
サービス提供の流れは次の通りです。
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ヒアリング・施策ご提案:2週間〜1ヶ月
初めに活用目的や方針をヒアリングし、施策をご提案します。
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要件定義:約2ヶ月
業務要件を具体的に定義し、利用シナリオやデータの形を明確にします。
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開発・テスト:1ヶ月〜3ヶ月
要件に基づいてシステムを開発。実装後はテストを行い、要件を満たしているか確認します。
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リリース・トレーニング:約1ヶ月
利用開始可能な状態でのシステム引き渡し。その後、運用担当者向けのトレーニングを提供します。
データの活用は企業の成長を加速させる鍵となります。トレジャーデータの導入、活用支援サービスを利用することで、この鍵をしっかりと握ることができます。
トレジャーデータを活用して、データドリブンマーケティングを実施する場合、当社は施策の設計から開発、導入、活用、トレーニングまでサポートします。
まずは無料で当社のトレジャーデータの専門家にご相談ください。
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