目次
マーケティングDXとは
「マーケティングDX」とは、データとデジタル技術を活用して従来のマーケティング活動を変革し、競合優位性を確立することです。とはいえ「マーケティング」「DX」ともに広い意味を持つため、いざ推進しようにも、何から考えればいいか掴みづらいのではないでしょうか。
本記事ではマーケティング担当者向けに「マーケティングDX」を噛み砕き、事例や考えるべきポイントをご紹介します。
マーケティングDX事例
ここではマーケティングにおける代表的な着眼点「4P」に沿ってDX事例をご紹介します。「4P」とは、マーケティングにおいて顧客の課題(ニーズ)を発見し、解決策を設計する際の4つの着眼点のことです(図1)。
例えば「歯を白くして好印象を作りたい」という課題に対し、自宅で手軽にできるホワイトニング商品(Product)を、顧客から信頼を得ているかかりつけの歯医者で紹介してもらい(Promotion)、3万円プラン(Price)で、即日自宅配送で提供する(Place)、というイメージです。
4Pはあくまで解決策を構成するパーツであり、個別最適だけ追うべきではありませんが、分かりやすくするためにこのパーツ別にDX事例を紹介します。
マーケティングDXの始め方
デジタル技術により、従来型マーケティングに多くの変革可能性が生まれました。現状のやり方は100点満点中70点の暫定版に過ぎないと捉えれば、思い込みが外れ、変革可能性が見えてきます。現状どのような解決策を、どのように4Pを設計して提供しているかを整理し、変革余地を考えてみてはいかがでしょうか。例えば以下のような問いが有効です。
<チェック例>
- 想定している顧客課題と解決策を、顧客を取り巻く環境の変化に応じて定期的に見直しているか?
- 一連のマーケティング活動において、時間と労力をかけて属人的に対応している作業はないか?
- 4Pに関する社内の意思決定において、感覚ではなく定量的な議論ができているか?
変革余地についての仮説が持てたら、関連しそうな事例を調べたり、専門の会社に相談したりすることをお勧めします。課題認識を広げ、深めることができます。
SCデジタルメディアではマーケティングDXの戦略策定から必要なシステム導入、運用を一貫してご提供しています。マーケティングDXでお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
この記事の執筆者
コンサルティング本部
CXコンサルティング マネージャー
–