BrazeのConnected Contentとは?|マーケターとエンジニアの両輪で価値を最大化する機能を解説!

事業の成長のために新しいシステムの導入は必要なことだとわかっているものの、各業務に関係する部門としては

  • いままでの業務プロセスが変わる
  • 慣れ親しんだ画面操作が変わる
  • 既存の基幹システムとの親和性があるのか不安
  • セキュリティリスクがないか気になる

などをきっかけとした反対意見も挙がるかもしれません。

マーケティング施策を実行するために利用するシステムも同様に大小様々な不安は付きものです。本記事で解説するBrazeの「Connected Content」という機能を利用すると、既存のデータベースとシームレスに連携ができるようになり、システム部門の負担はかなり少なくなります。さらに、アジャイルのようにサードパーティツールを必要になったタイミングで追加していくことも可能です。

Brazeの導入を検討されているシステム部門の方は必見です。

Connected Contentとは?

BrazeのConnected Contentは、HTMLメール作成画面に記述するLiquidというテンプレート言語と組み合わせて、APIへリクエストするための機能となります。メールやアプリのプッシュ通知などに対して、APIを利用して他システムから得た情報を施策に活用することができます。また、自社のデータベースへと接続すれば、顧客一人ひとりの情報を活用してパーソナライズされた情報を発信することもできます。

Connected Contentを活用すると、特定の属性に合わせた顧客にパーソナライズしたアプローチをすることができます。

例えば、既存システムの仕様上、利用可能クーポン番号のデータはBraze内で保存されているものの、どのクーポンを使ったかという利用状況のデータは別システム(別データーベース)に保存されているとします。このとき、Connected Contentを使えば、Braze内に最新のデータが保存されていなくても今現在どのクーポンが使われたかを確認して特定のクーポンを使っていない人のみにリアルタイムにOne to  Oneのリマインドメールを送るというようなことも可能になります。

Connected Contentを活用するために、エンジニアの力は必要?

Connected Contentを使って、メールやアプリのプッシュ通知などをパーソナライズしていくためには、エンジニアの力は必須となります。

パーソナライズされた情報を展開するためには、先述のLiquidというテンプレート言語を組み合わせる必要があります。さらに、他システムのデータベースへAPIで連携するためにエンドポイントを開発するケースも存在するためどうしてもエンジニアの力が必要になります。

※Braze内の情報だけで完結する施策を実施する場合は、マーケターだけで完結することも可能ですが、データポイントの消費量(=コスト)を考えるとConnected Contentを活用したほうが効率的な運用が可能になります。

※データポイントに関しては、別途データポイントに関して記載されたBraze社公式のヘルプページをご参照ください。

※Connected Content活用のサンプルを確認したい場合は、以下のBraze社公式のヘルプページをご確認することをお勧めいたします。

Connected Contentを活用するメリット

BrazeのConnected Contentを活用する最大のメリットは、他システム(他データベース)へとシームレスに接続をして、既存の環境を最大限活かしたうえでリアルタイムなOne to Oneマーケティング施策の設計が可能になることです。

Connected Contentを活用するデメリット

メリットの裏返しになりますが、更新頻度の高い情報を利用して、リアルタイムなOne to Oneマーケティングを実施する際には、ほとんどのケースでエンジニアの力を借りて外部システム(外部データベース)へとConnected Contentを活用して接続する必要があるため、マーケターのみで完結しないという点があります。

※「データポイントの消費=コスト」という理由から、Braze内に全てのデータを保持することが現実的でないことが起因します。

Brazeの価値を最大限活かすためにはConnected Contentを使いましょう

Connected Contentはメールやアプリのプッシュ通知を送信する際に、一人ひとりパーソナライズされた情報をお届けするための機能となります。保守・運用の観点においても、既存システムをそのまま活用することができる点は大きな利点ではないでしょうか。

また、社内のリソースだと現状対応することができない、マーケターしかいないため活用が難しいなどございましたら、SCデジタルでは、戦略立案から導入、活用支援まで一気通貫で対応しておりますので、是非お気軽にご相談ください。

データマーケティングビジネスユニット
マーケティングプロデュース
データマーケター
Braze Certified Marketer

志村秀夫

人材系の事業会社でデジタルマーケティング関連部署の立ち上げと責任者としての運営を経験。RPAの導入や機械学習を活用した分析モデルの活用なども同時期に立ち上げと責任者を任されていたため、マーケティングはもちろん、ビジネスサイドとITに関しても専門にしています。

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