データマーケティングビジネスユニット社員インタビュー

仮説から成果へ。未経験から2年で多様なMAツールを習得

S.S2021年中途入社

One Day

ある日のスケジュール

  • 9:15

    仕事の準備

    ほぼ毎日在宅勤務なので、コーヒーを飲みながら自宅のデスクを整理し、1日の予定を確認します

  • 9:30

    資料の作成

    メールやチャットをチェックした後、次回のクライアントとのミーティングで提出する資料の作成に取り掛かります

  • 11:00

    社内ミーティング

    上長やプロジェクトメンバーと、本日の午後に行うクライアントとのミーティングに向けた、事前打ち合わせを実施。ミーティング内容の再確認と今後の展開方針などを話し合います

  • 12:00

    昼食

    近所のパン屋で昼食。個々のパンが大きいので、写真の2つで午後もがんばります

  • 13:00

    チームミーティング

    プロジェクトとは別に、所属しているチームのメンバーとオンラインミーティング。各自が担当しているプロジェクトの内容や進捗状況、業務量などの情報共有がメインです

  • 15:00

    クライアントとのミーティング

    クライアント企業のマーケティング担当者とオンラインミーティング。デジタル販促の実績をまとめたレポートを用いて状況を報告し、今後の打ち手を検討します

  • 17:00

    研修内容の検討

    社内の研修で使用する資料の見直しや、伝えるべきポイントをまとめます

  • 18:00

    勤務終了

    在宅の時は長時間パソコンに向かっているので運動不足にならないよう、勤務終了後は自転車で遠方へ出かけることもあります

Question

2021年に中途入社とのことですが、入社後から現在までの職務内容を教えていただけますか?

入社して半年ほどは、住宅系企業の顧客データ基盤や、MA(マーケティングオートメーション)ツールの立ち上げのお手伝いをしました。このプロジェクトは、別のシステム開発会社やWEBマーケティング会社の社員も参加した大規模なもの。SCデジタルだけでも、コンサル系のスタッフを中心に7人ほどが関わり、全員で要件定義から議論を重ねました。その後はアパレルメーカーや大手スーパーマーケットの支援など、2年で7つほどのプロジェクトに携わってきました。

Question

これまでの職歴と、未経験の領域への転職を検討された理由を教えてください

新卒で日系のコンサルティングファームに就職し約6年勤めた後、2021年11月にSCデジタルへ転職しました。前職では全国の中小企業様に対して、主に集客や営業といった売上獲得に関連する課題について、ソリューションの提供やコンサルティングを実施していました。経営者様との直接的なやりとりが多く、マーケティング分野では経営者様の意思決定をサポートするような伝統的マーケティングや、紙媒体を利用した販促施策、WEB活用を促進するためのWEBマーケティングなどが中心でした。そのためデジタルツールの活用や、多くのデータを取り扱うデータマーケティングについて取り組む機会はほとんどありませんでした。

ただコロナ禍でDXの機運が大きく進む中、エンドユーザーの購買体験は大きく変わってきています。「いずれこれまでの集客や売上向上のための施策が通用しなくなる時代がやってくるのではないか」との危機感は常に抱いていました。同時に、この変化をチャンスと捉え「新しいことにチャレンジしたい」そんな思いでデジタルマーケティング会社への転職を考えるようになったんです。

Question

なぜスキル面で専門性が異なる、SCデジタルへの転職を決めたのでしょうか?

SCデジタルに興味を抱いた点は、住友商事という総合商社が立ち上げた会社だったことです。事業投資や新規事業開発に積極的で、その領域の知見を豊富にもつ総合商社が立ち上げた会社なら、「ツールありきの提案ではなく、クライアント企業のビジネスモデルや事業展開に即したデジタルマーケティングの提案ができるのでは」と思ったんです。

Question

ゼロからMAツールの知識とスキルを身につけるために、どのような学習プロセスを踏まれましたか?

デジタルマーケティング自体が未経験だったので、最初はわからないことだらけで苦労しました。特にMAツールについては最初に「そもそも何のために利用するのか」というところから、次に「どのような活用方法があるのか」「導入のポイントはどこなのか」など、ツール全般の特徴や概要を書籍などを通じてインプットしました。


プロジェクトに参加してからは、自分のミッションを果たすためにこのツールをどう活用すべきかを考え、上司とディスカッションしフィードバックをもらいながら知見を深めました。わからないことや理解しにくいところは、プロジェクトメンバーやその分野に詳しい社内の方に教えてもらいました。ご相談をさせていただいた際は、みなさん自分のお仕事があるのにも関わらず、誰一人嫌な顔をすることなく丁寧に教えてくださりありがたかったですね。


私たちはMAツール活用の提案だけではなく、お客様のMAツール設定をお任せいただくケースも多々あります。そのため取り扱う各ツールの機能をひと通り理解し、自分でもスムーズに操作できる必要があります。


また当社ではお客様の課題に最適な提案をさせていただくため、プロジェクトごとに導入するMAツールが異なります。ですので、プロジェクトごとに異なるMAツールを習得する必要があるんです。ツールの習得は、開発会社が用意している学習コンテンツや会社のデモ環境で行います。勉強し始めて約2年で、PardotやSalesforceマーケティングクラウド、Brazeなどをひと通り扱えるようになりました。短期間でツールを習得できたのは、「お客様への提案に満足していただくため、そして最終的に課題解決につなげるため」という目的が一番の理由ですね。

Question

スキル共有の勉強会について講師として参加されることになった理由や、新卒向けの研修を行うことになった経緯を教えていただけますか?

私が入社した頃は、まだ社内でスキル習得をするための仕組みを整えている段階だったので、自分なりに勉強方法を調べて試行錯誤をしながら独学しました。ただ今は、新しく入社した人が効率よくツールなどを習得できる体制が着々と整いつつあります。
私も上長に声をかけられ、Salesforceマーケティングクラウドの勉強会の講師をしています。相手は私より年長で社歴があったり、ITに詳しい方もいたりして、最初は少し気後れしました。でも人に教えることで「私自身の理解が深まりお客様への提案にもプラスになるだろう」と考え、引き受けました。勉強会の準備は大変で、最初は不安もありました。私が教えた人のなかには資格試験に合格する方もいて、もちろん喜びもあるんですが「私の伝えた内容は間違っていなかったんだ」とほっとする気持ちの方が強いです(笑)


現在は新卒や第2新卒の方に向けた研修も担当させていただくことになり、その準備を進めています。入社2年で会社の仕組みを整えるようなミッションを任せてもらえるのは、少人数のベンチャーならではなのでありがたいですね。

Question

日々の業務の中で、どういうところにやりがいや魅力を感じますか?

自分が立てた仮説をもとにデータを分析し、提案した施策によって顧客獲得や売上向上の結果が出て、お客様に喜んでいただけたときは何より嬉しいし達成感があります。私は現在、特に既存顧客のLTV(顧客生涯価値)向上に取り組んでいます。現在お付き合いさせていただいているクライアントは誰もが知っている大企業が中心です。世の中の多くの人に利用されているサービスや製品を提供している会社がほとんどなんです。そのような社会的影響力の大きい会社の施策に携わらせていただけることにも、大きなやりがいを感じています。

Question

マーケターとしてのキャリアプランと、教育係としての今後の展望について教えてください

デジタルマーケティングのプロジェクトは、マーケターとエンジニア、それを統括するプロジェクトリーダーが三位一体になることで成功します。私が尊敬しているチームリーダーはマーケター出身ですが、エンジニアの領域も独学で習得し、両者の視点を持つことでプロジェクトを円滑に回しています。私は今、ようやくマーケターとしてなんとか立ち回れるようになってきた状態ですが、将来的にはチームリーダーのようにエンジニア領域についても理解を深め、2つの視点を持てるようになれればと考えています。いずれにしろ今後も数多くのプロジェクトに参加し、自分の知見を広げていきたいですね。

また自分が習得した知識やスキルを、新卒や中途入社の方に伝える活動にも力を入れていきます。私はデジタルマーケティングの未経験者だったので、最初のうちはかなり苦労をし、試行錯誤もしました。これから入社してくる人のそのような負担を軽減し、入社してすぐにプロジェクトに全力投球できる仕組みを、他のメンバーと共に確立していきたいと考えています。

Question

最後に、SCデジタルへの入社を検討されている方へメッセージをお願いします

SCデジタルはまだ発展途上なので、たしかに即戦力になる方は大歓迎だと思います。ただデジタルマーケティングの世界はまだまだ成長分野であり、経験者の数には限りがあります。やる気さえあれば、私のような未経験者でもまったく問題ないと思います。この分野は変化が激しくて、昨日まで当たり前だったことが今日から当たり前でなくなることも日常茶飯事です。こうした変化に臆さず、次々と生まれる新たなテーマについて積極的に学んだり、お客様の商品やサービスなんかも実際に体験しながら「どうすればこの変化に順応できるか」を考えることができる方なら、活躍のチャンスはいくらでもあると思います。

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